150度のアスペクト

調整が求められる

2022-02-13

マイナー・アスペクトの1つ。 英語では、「Inconjunct」や「Quincunx」などと呼ばれるアスペクト。

ポッドキャスト名:The Astrology Podcast
エピソード 328:Minor Aspects in Astrology, with Rick Levine

キーワードの1つとして「adjustment」と言っていた。

日本語にすると「調整」

調整や調節が求められるアスペクト」と考えることもできる。 音楽的に言うと「調律が求められる和音」

このアスペクトは、音が大きくなりすぎたり、小さすぎて聞こえない、 という状態になることもある、という例え話も分かりやすかった。

個人的な感覚では、ちょっと、こっち(A)に傾きすぎてるなって感じて、あっち(B)に向かおうとすると、 今度は、いつのまにかBの主張が強くなりすぎていたり、みたいな。

そこをいかに調整していくか。

矛盾を活かす

2020-08-17

何も一致するところがないので、 比較しようもなく、答えも出ないわけです。 ですが、勇敢なるインコンジャンクトは、 そこに答えを出そうと試みます。

(省略)

両方を生かす第三の道がきっとあるはずだ。 インコンジャンクトはそう考えるのです。 矛盾点を簡単に切り捨てず、それぞれに ちゃんと生かそうとするタフなやつ。

著書: 石井ゆかりの星占い教室のノート
著者:石井ゆかり

とてもステキな言葉。

ふと思った。

自分の出生ホロスコープに、 インコンジャンクト(150度)、 オポジション(180度)、 スクエア(90度)などのアスペクトがある場合、

トライン(120度)や セクスタイル(60度)の ソフト・アスペクトと比べると 「難しい」「扱いにくいアスペクトだな」 って感じる。

自分のなかにある インコンジャンクトな 性質を共存させていく、 違っているからこそ可能な、 新しい何かを生み出す。

もし、そのような道を 見いだすことができれば、 外の世界に存在する、様々な矛盾や 多くの「異世界」を1つに、つなげていける 道すじも見えてくるのかもしれません。

自分が持って生まれた インコンジャンクト、 オポジション、スクエアなどの 課題と向きあっていくことで、 世界に存在する様々な問題に対して 「こたえ」を見いだしていける 自分になっていけるのかもしれません。

150度の組みあわせ

2020-07-17

インコンジャンクト・アスペクトの 組み合わせは、以下の通り。

おひつじ座、おとめ座
おひつじ座、さそり座
おうし座、てんびん座
おうし座、いて座
ふたご座、さそり座
ふたご座、やぎ座
かに座、いて座
かに座、みずがめ座
しし座、やぎ座
しし座、うお座
おとめ座、みずがめ座
てんびん座、うお座

 

たとえば、あなたに小さな子どもが2人、 男の子と女の子がいると想像してみてください。

男の子は虫とりに行きたい。
女の子は家で、ままごとをしたい。

「じゃあ今日は、 みんなで虫とりに行こう」

女の子は嬉しそうではありません。 でも仕方なく、ついていきます。 とても楽しそうに 虫とりをする男の子を横目に、 女の子は、つまらなさそう。

でも、 ふと立ちどまった場所に、 キレイな花を見つけます。 「虫とりは好きじゃないけど、 今まで見たことのない、あの花、 キレイだったな...。外に出るのも、 たまには悪くないかもしれない」と思ったり。

また別の日は、 みんなで、ままごと。 男の子は、げんなり。 でも、この前は虫とりで 大満足の1日を過ごしたし、 女の子が喜ぶ姿を見るのは、 キラいじゃない。

しょうがない、 今度は自分が、 つきあってあげる番だ。

インコンジャンクト(150度)の 星座に位置する天体同士は、 この2人のような関係を イメージできるかもしれません。

自分の場合、 家で本を読むことは、 それなりに同時に、2つの星座 (かに座、いて座)が求めることに応える行為だが、 たまには、かに座全開の日、 いて座全開の日も必要だなと感じます。

もちろん、かに座全開の日は、 いて座の部分が肩身の狭い思いを するわけだが、それは、お互いさま。 たまには、お互いが好きなことを、 思いっきり楽しむ時間を作ることが 大切なのかなって思います。 

遠い異質な存在

2020-06-17

マイナー・アスペクトの1つ (別名クインカンクス)150度です。

ちなみに、 メジャー・アスペクトは、 コンジャンクション(0度)、 オポジション(180度)、 トライン(120度)、 スクエア(90度)、 セクスタイル(60度)。

このアスペクト(150度)が、 おもしろいと思ったのは、 「男性星座・女性星座」 「4つのエレメント(火水地風)」 「活動宮・不動宮・柔軟宮」 どの性質においても、同じでないこと。

セミセクスタイル(30度)の場合もそうだが、 隣りあう星座なので、インコンジャンクトほど 「遠い異質な存在」と感じないのかもしれません。

たとえば、自分は太陽星座かに座。 セミセクスタイルの関係にある、 ふたご座と、しし座が、太陽星座の人に対して、 自分と違うものを持っていると感じながらも、 近しいものも感じることが多い。

ふたご座:男性星座、風エレメント、柔軟宮
かに座:女性星座、水エレメント、活動宮
しし座:男性星座、火エレメント、不動宮

それは、近い季節に 生まれたからかもしれないし、 あなたの出生ホロスコープで、 水星、金星、火星など、 太陽以外の天体が太陽星座の 隣の星座に位置しているからかもしれません。

オポジション(180度)のアスペクトは、 一番遠い場所に位置しているが、 それでも「男性星座・女性星座」と 「活動宮・不動宮・柔軟宮」の性質は一致しています。

かに座:女性星座、水エレメント、活動宮
やぎ座:女性星座、地エレメント、活動宮

インコンジャンクト(150度)は 単に「遠い」だけでなく、 性質が一致しないという意味でも 「異世界」のような存在なのかもしれません。

あなたの出生ホロスコープでは、 インコンジャンクト(150度)の 位置関係にある天体は、あるでしょうか?

たとえば、太陽が、 うお座に位置している場合。

向かいがわ(180度)にある星座は、おとめ座。 その、おとめ座の両隣、しし座、てんびん座、 どちらかに天体があれば、その天体と太陽は、 インコンジャンクト・アスペクトを形成します。

太陽が、うお座5度に位置する場合、 しし座、てんびん座にある天体が、 5度に近ければ近いほど、太陽との間に、 より強い摩擦を感じるかもしれません。

たとえば...

自分の太陽は、かに座。 向かいがわの星座やぎ座の隣、 いて座に、月が位置しています。

それぞれの度数は、 そこまで近くはないが、 太陽と月という、とても大切な天体が インコンジャンクトの関係にある星座に 位置していることで、自分のなかに、 水と油が存在しているように感じる。

かに座は、人見知りをする傾向があり、 家でのんびりすることが好きで、 見慣れた場所や人に安心感を覚えるような性質。

それに対して、 いて座は「人生は冒険である」 というような精神を持っています。 多くの新しい体験がしたい。 外に向かって、どんどん出ていく。 旅、大好き、な感じ。

休日の過ごしかたにしても、 自分のなかの、かに座的な部分は 家でまったりすることを望むが、 いて座的な部分は「今まで行ったことがない 場所へ行ってみようよ」と言うわけです。

この2つの、 一見矛盾するような性質を、 自分のなかで、どのように 統合していけばいいのだろうか?

2つの星座が求めることを満たしつつ、 それぞれの良さを発揮していくためには、 どうしたらいいのだろう?

出生ホロスコープに、 インコンジャンクトの位置関係にある 天体を持っている人は、このような問いに、 こたえていく必要があるのかもしれません。

自分の場合、 家で(かに座)本を読むこと(いて座)は、 2つの星座が求めていることを 両方満たせることなのかなと感じています。

読書が、いて座の世界観と関連づけられるのは、 本を読むことで、ときには過去をさかのぼり、 歴史の様々な時代を旅できたり、 いろんな人が経験してきたことを 疑似体験できるから。

家という安心できる場所で、 冒険の旅に出ていける読書は、自分にとって、とてもステキな時間の過ごしかた。


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