決めない美学

2022-04-29

たまには、思いっきり優柔不断になってみると、いいかもしれません。 「決めない」と決める。 選ばない、決めない、判断しない。

保留しておくことで、自然と解決されることも、ある。

距離を置いて、反対同士のもの、両方の立場などを眺めてみることで、 道が開けることも、ある。

「自分のこと」を、いったん忘れてみる。 無の境地に入ってみることで、変化が、もたらされることも。

どれか1つを選んで、他を切り捨ててしまうより、 どのようにバランスが取れるか模索していく方が、得策なことも、ある。

バランスを取ろうとする過程で、 自分にとって「本当に大切なこと」が 見えてくることもあります。

てんびん座は、あらゆることを、はかりに、かける。 はかりに、かけて、考える。 てんびん座は、調和やバランスを大切にする星座。

でも、そのバランスを大切にするあまり、 はかりに、かけた、2つのなかから、 1つを選ぶことに、とまどう傾向もある。

1つを選んだとたん、 バランスが崩れてしまう。 いつまでも、はかりに、かけて 「こっちの方が、重いかな」 「いや、こっちの方が、いいかな」 いつまでも決断を保留にしてしまうかもしれない。

でも、そのような性質が活かされる場面も、人生には、ちゃんと、ある。

選ぶか、選ばないかも、 また、自分次第。 どちらを選ぶのか、 どの道を選んで、歩いていくのか。 そして、選ばないことも、また、1つの決断。


心と星の世界